都立中高一貫校の受検ブログ

2021年、都立中高一貫校に合格しました。

enaに行ったから中高一貫に合格したのかどうかを、考える。

つい先日、合格した今だから言える話。

合格したから言える、私たちは、間違っていなかったと。

だが、今だから考える。

下の子も、enaでいいのかしら?と。

 

ただ、ひたすら塾に通えばいいというわけではない。

ひたすら、enaのカリキュラム全てに参加すればいいというわけではない。

実際、うちはあまりenaに金を落としていないほうだと思う。

 

信じられるのは、受験する本人。

そして、私。

 

初めてenaに行った日、中学受験は、親と子の二人三脚であると、言われた。

親の努力が必要だと。

 

私は、とても驚いた。

 

親も巻き込んで頑張らないと受からないなんて、塾の意味はあるのだろうか。

そこまでしないと受からない頭なら、受験する意味はないのではないか。

私がやりたくないから、enaに大金をはたいて子供を預けるのに。

それはつまり、塾だけでは受からせられないってことなのか。

 

それらを、若干オブラート気味に言うと、先生の顔は少し強張っていた。

 

厄介な親がきちゃったなぁとでも思われただろうが、まぁ仕方がない。

そして、我が家は二人三脚とまではいかずに、受検を乗り切った。

 

そもそも、高い金だしてenaに行かせているのは、全てをやってほしかったから。

受からせてもらう代わりにその対価として金を支払う。

 

でも、全てのカリキュラムに参加していたら、200万は超えてしまう。

 

そこで我が家は、まずは6年生になるまでは一科目のみ。

特訓や合宿も6年生になるまでは、何も参加しない。

 

というスタイルで、始めた。

6年生になってからは、子供と話し合い、たまに参加した。

結果、合格。

 

enaだったから合格したのか?

と考えると、

enaでなくても、大丈夫だったと思う。

 

確かに、大手だけあって情報は最新のものがある。テストもしばしば。(料金別)

今回はコロナという特殊な状況でも、手探りの中、映像授業にも頑張って取り組んでいたとは思う。そこは評価できる。

 

ただ、enaと一まとめに言っても、校舎によってカラーが全然違う。

 

それに気がついたのが、6年の夏季講習。

夏期講習のときに、娘は他の校舎から来ていたとある先生と出会った。

その先生に出会って、やる気が急激にアップした。ついでに成績も急上昇。

先生に褒められたいから、先生のために、私、頑張る!!

生まれて初めて、娘の口からそんな言葉を聞いた。

初めて、自ら予習をしていて我が目を疑った。

 

こんな短い期間で、娘のやる気を引き出し、信頼を得られたほどの先生は、きっと素晴らしい人に違いない。本当に、ありがたいことだと、思った。

 

それは、enaだからではなく、単に人とのめぐり逢いだ。

通っている校舎では、残念ながら、信頼できる先生に出会うことができなかった。

 

enaというからには、基本的にどの校舎でもカリキュラムは同じだ。

だが、先生の質。校舎の環境。自習室のある・なし。情報の発信量。親への連絡。授業時間外のサポート。補修。など、様々な違いがある。

 

 

単純に、近いし、有名だから、とりあえずena。

ではなく、しっかりと見極めることが大切だと思った。