enaに行ったから中高一貫に合格したのかどうかを、考える。
つい先日、合格した今だから言える話。
合格したから言える、私たちは、間違っていなかったと。
だが、今だから考える。
下の子も、enaでいいのかしら?と。
ただ、ひたすら塾に通えばいいというわけではない。
ひたすら、enaのカリキュラム全てに参加すればいいというわけではない。
実際、うちはあまりenaに金を落としていないほうだと思う。
信じられるのは、受験する本人。
そして、私。
初めてenaに行った日、中学受験は、親と子の二人三脚であると、言われた。
親の努力が必要だと。
私は、とても驚いた。
親も巻き込んで頑張らないと受からないなんて、塾の意味はあるのだろうか。
そこまでしないと受からない頭なら、受験する意味はないのではないか。
私がやりたくないから、enaに大金をはたいて子供を預けるのに。
それはつまり、塾だけでは受からせられないってことなのか。
それらを、若干オブラート気味に言うと、先生の顔は少し強張っていた。
厄介な親がきちゃったなぁとでも思われただろうが、まぁ仕方がない。
そして、我が家は二人三脚とまではいかずに、受検を乗り切った。
そもそも、高い金だしてenaに行かせているのは、全てをやってほしかったから。
受からせてもらう代わりにその対価として金を支払う。
でも、全てのカリキュラムに参加していたら、200万は超えてしまう。
そこで我が家は、まずは6年生になるまでは一科目のみ。
特訓や合宿も6年生になるまでは、何も参加しない。
というスタイルで、始めた。
6年生になってからは、子供と話し合い、たまに参加した。
結果、合格。
enaだったから合格したのか?
と考えると、
enaでなくても、大丈夫だったと思う。
確かに、大手だけあって情報は最新のものがある。テストもしばしば。(料金別)
今回はコロナという特殊な状況でも、手探りの中、映像授業にも頑張って取り組んでいたとは思う。そこは評価できる。
ただ、enaと一まとめに言っても、校舎によってカラーが全然違う。
それに気がついたのが、6年の夏季講習。
夏期講習のときに、娘は他の校舎から来ていたとある先生と出会った。
その先生に出会って、やる気が急激にアップした。ついでに成績も急上昇。
先生に褒められたいから、先生のために、私、頑張る!!
生まれて初めて、娘の口からそんな言葉を聞いた。
初めて、自ら予習をしていて我が目を疑った。
こんな短い期間で、娘のやる気を引き出し、信頼を得られたほどの先生は、きっと素晴らしい人に違いない。本当に、ありがたいことだと、思った。
それは、enaだからではなく、単に人とのめぐり逢いだ。
通っている校舎では、残念ながら、信頼できる先生に出会うことができなかった。
enaというからには、基本的にどの校舎でもカリキュラムは同じだ。
だが、先生の質。校舎の環境。自習室のある・なし。情報の発信量。親への連絡。授業時間外のサポート。補修。など、様々な違いがある。
単純に、近いし、有名だから、とりあえずena。
ではなく、しっかりと見極めることが大切だと思った。