都立中高一貫校の受検ブログ

2021年、都立中高一貫校に合格しました。

二月の勝者を見て、息子が受検に向いていないと、言ってはダメなのかも?と、思った話し。

今更ながら、二月の勝者を見ました。

 

放送当時は、子どもたちの学校でも流行っていたらしく、

 

あとでまとめて見よう!

 

と思っていたら、いつのまにか本当に2月になってしまいました。

子どもたちと一気見して、色々と思うことがありました。

 

このクソ親父のクソ具合、どこかで見たことあるわね。

とか、

このワード、どこかで聞いたことあるわね。

とか、

もしかして、ママもこんな感じだったの?

とか、

あー、こんな子いたね!

とか。

 

 

なかでも、

私が、息子の受検について考えるキッカケになったこのシーン。

 

なんで、ママは、向いていないって決めつけるの?

 

という、言葉。

 

「人には向き不向きがあるから、向いてないことで苦労させたくない。」

と、志望校の変更を促す母親に対し、

「向いてる向いてないをどうして決めつけるの?いつになったら自分のやりたいことを自分で決められるの?自分のための受験がしたい。」

と、涙ながらに訴える息子。

 

あっ、これ、私、言ってたわ。

 

と、思いました。

そしてすぐに、私も何気なく(というか、むしろ本気で)思っていたことを言うことによって、こんなにも息子を傷つけていたのだろうか?と。

 

実際に私がよく言っていることは、

あなたが目指したいと言っている学校は、とにかく課題が多い。

自宅学習をするのが、当たり前の学校なの。

だから、自宅学習の習慣もなくて、毎日学校の宿題も全くしない あなたには、全く向いていない 学校だと思う。

 

ということ。

 

そして、

暇さえあればゲーム。

隙をみてはゲーム。

youtubeでもゲームの勉強。

ゲームPCを買うために貯金。

誕生日プレゼントはゲーム。

クリスマスプレゼントもゲーム。

サンタさんにもゲーム。

 

そんなゲーム脳の我が息子。

 

「受検して受かったところで、学校生活を送るのは難しいと思う。中学にあがった途端、ゲームをしなくなって、急に家で課題をやるようになるのかしら?

ママは、課題をサポートするつもりは全くないわ。

自分で、本当に、やる覚悟があるの?できないなら、始める前に、やめてほしいのよ。だって、何百万って金と、ママの時間と労力を使うから、本気でない子のサポートはしたくないわ。」

 

そんな話を、幾度となく息子としてきました。

 

あらやだ。

金のことを言うわ、否定するわ、最低・・・

 

 

しかしその度に息子は、

 

絶対に受検する。

受検させてください。

●●中(姉と同じ中高一貫)に行きたいんだ。

塾に行かせてください。

お願いします。

 

と・・・・

 

もちろん、

彼が本気で頑張るというのなら、親として全力でサポートして応援したい。挑戦してダメだったとしても、受検に向かって取り組んだことは、何一つ無駄にはならないことも、わかってる。

 

問題は、受かったあと。

やっぱり課題も自宅学習もしなかったら?しないと思うけど。(←しつこい)

・・・その時考えよう。

 

 

でも、息子を傷つけていたとしても、これからも傷つけてしまうとしても、やはり思ってしまう。

 

だって、向いてないものは、向いてないと思う。

 

毒親かな。

って、受かる前提の話し。笑

 

 

いよいよ中高一貫校受検日が近づいてきました。~1年前に思いを馳せる~

いよいよ都立中の中高一貫受検日が近づいてきましたね。

娘が通う学校では、大掃除が始まります。笑

 

さて一年前。

受検を間近に控えた1月末。

 

何をしていたでしょう。

 

1年前の写真を見ると

美味しそうなスイーツやフルーツを食べる娘の姿が。

夜食を覚えて、フル稼働していたのでしょう。

 

そして、どれだけ勉強していたかというと、

 

夜中まで直前まで必死に頑張る!!!!

 

ということは、一切していません。

 

体力的には、

本人も、親的にも自信はありましたが

やはり最後まで、アホみたいに睡眠時間を削ってまでの勉強には抵抗がありました。

 

当日まで、直前まで、伸びる。

 

テレビでも、塾の先生も、そう言っているのを聞きましたが

親子ともに、それで乗り切れるのならば、

やりましょう。

 

ただ、

我が家のように、親子ともども、時間に追われて必死に眠い目をこすって遅くまで起きて早起きもして頑張って・・・

ということに、少しでも疑問を持っているのなら、向いていません。

 

コンディションを整えるほうを優先すべきです。

 

今更、勉強の知識を詰め込む必要はありません。

特に都立中の問題は、知識を詰め込んだからといって、すぐに得点できるわけではないですよね。

 

それよりも、

心穏やかに、もう全て準備は整っているから大丈夫だけど、念のためにもう少しやっとこうか?

くらいな感じで。

 

まだ塾あるし、とりあえず塾行って、

学校も普通に行って、

規則正しい生活と食生活をする。

 

あとは、いつも言っていた言葉を。

 

あなたが難しいと思った問題は、みんなは全くわからない。

焦る必要は、全くない。

むしろチャンス。

あなたが解けない問題を、他の人が解けるはずがない。

 

さぁ、楽しんでおいで。

 

そう見送った1年前。

1年後、再び。

 

 

都立中中高一貫、受検持ち物シリーズ!受検当日に持っていくものは?

受検当日に持っていくもの、持っていってよかったもの、いらなかったもの、持っていくように勧められたものをご紹介します。

 

まずは、今でも頭に浮かぶ、エナの先生の言葉。

本当にそれ必要?と思ったけど、我が子は頑張って一部を持っていっていました。

 

相手の心理に攻め込む。過酷な受検を乗り越えろ!

その1:今まで勉強したノートたち。

 

これ、いりますかね?

先生が言うには、受検開始前に、机の上に、バーンと音をたてながら置くそうです。自信満々に。こんなに、勉強したんだぜ?一部だけどね。みたいなアピールで相手の戦意を削ぐらしい。

 

最後の最後で、姑息じゃない?

そもそも、重いし。

我が子は、スリムファイル1冊だけ、必要そうなものだけを持って行っていました。受検会場まで持ち運ぶ体力があり、自分が優位に立つことにより、実力を発揮できる子にはオススメです。

 

 

鉛筆は、コロコロ転がるものだ。備えあれば、憂いなし。

その2:鉛筆をまとめる輪ゴム。

 

丸いエンピツはいけません。転がってしまいます。

更に、複数の鉛筆を輪ゴムで留めて、鉛筆セットを作ります。

落とした時のために、3セット準備。

実際使ったのは、そのうち1セットの数本でしたが、子どもは安心するのではないでしょうか。

我が子には、必要なかったようです。

たくさんあったから安心したとか言ってもいいんじゃない?

 

 

 

時計が壊れたら一発アウト。遠くて見づらいからいつもの慣れた時計で安心。

その3:腕時計。×2コ

 

腕時計、必須です。

当日用というよりは、半年くらい前から準備して、いつでも身に着けて、模試の時や家で時間を計る時にも使わせて慣れさせていました。

開始時刻に合わせると、残り何分かがわかるように設計された「合格時計」で合格しました。

 

 

 

 

これがないと、始まらない!何がなんでも、忘れないで。

その4:受験票(と、貼るテープ)

 

受験票は言わずもがな、それが落ちないように留めるのに、マスキングテープを持参しました。

当日は、輪っかにしたマスキングテープを受験票の裏に貼り、机に固定していたそうです。

我が子は多動気味なので、貧乏ゆすりしたり、消しゴムで激しく消したり、オーバーアクションで鉛筆を取る時などに、受験票を落とす可能性があります。そういう気を使わなくて済んだので、よかったと、本人は言っています。

 

そのほかにも、

・貼るカイロ。

これは、いつも使っているものが安心。熱くなりすぎたりしても、取っていいのかしら?と不安になるようなら、ないほうがいいですよね。

我が子はいつも使っていたので、当日も持参していましたが、念のため事前に剥がしていました。

 

・予備の筆箱。(ポーチ)

コピーした受験票もいれて。鉛筆、消しゴム、定規。最悪、全てなくしても、このポーチさえあれば大丈夫だから、と伝えてありました。

 

・お守り

祖父母や叔母からもらったお守り。

 

・水筒、ハンカチ、ティッシュなど

 

あまりたくさん持ち込まず、シンプルにリュックにまとめました。

予備シリーズはまとめて、使うものと使わない(予備)がわかるように、リュックの別の場所にいれました。

 

あまり備え過ぎずに、シンプルに!

 

 

 

 

 

 

 

 

都立中 中高一貫校の合格に向けてラストスパート!!過去問(金本)を制するものは、受検を制す。

さて、去年の今頃。過去問(金本)というものの存在を知り、そろそろ手をつけないとヤバいのではないかと思いつつも本気でやっていなかった年末に差し掛かりました。

 

現在、無事に中高一貫校に入学した我が子は、期末試験の真っ最中。

今もカフェで向かいに座り、モクモクと代数の問題集を解いております。

 

最近、ようやく努力という言葉を知った我が子。

先ほども、抹茶ラテを飲みながら、

 

「私さ、今までって、努力とかってことをしてこなかったと思うのよ。

だってさ、学校も、エナも、聞いてればわかったし。

勉強しなくても、なんか別にいいっていうか、大丈夫っていうか。

でもさ、●●●中高一貫に入って、それが通じなくなっちゃったことに気がついちゃったのよね。

それでさ、この期末くらいから、徐々に努力というものを覚えちゃったのよ。

スゴくない??」

 

えぇえぇ、スゴいわ。

今さら気が付いたあなたが、スゴいわ。

ママは、もっとずっと何年も前から、努力というものをしたほうがいいと

何度か真面目にあなたに話していた気もするけど。宿題もね。

ようやく自分で気が付くなんて、なんて素晴らしい子なのかしら。

 

なんてことは言わずに、よく気がついたわねぇなんて

一通り褒めちぎると、満足したのか

また代数に取り掛かる我が子。

中高一貫校は、入ってからが大変だという噂は、事実です。

 

 

さてさて、遡ること去年の冬。

エナに通っていれば、全てパーフェクトに過去問も終わらせてくれると思い込んでいたあの頃。

エナの先生や各教室にもよるのでしょうが、

我が子が通うenaでは、確実に、全ての金本をやらせてくれるということはしていませんでした。

 

もちろん、

声かけはしていたでしょう。

 

しかし、

あなたはこの問題を解いて、ここはやっていない。

ここは、できていないから、再度やる。

 

といった、細やかなケアはありません。

それは、親の役目だったようです。

 

少数派だとは思いますが、私のように、

大枚はたいているのだから、全部やってくれて安心安心ありがとう!!

 

という考えは違うということに、

早めに気がついたほうがよいでしょう。

 

さてそこで、

何に注意をしたほうがいいのかと申しますと。

 

まず、通常の授業とは別に、金本を別の時間に取り組むということがあったようです。(各校により取り組みに違いがあります)

 

これを活用すると、なんとありがたいのでしょう。

通常の授業とは別に、土日とかに、金本を解いて答え合わせをして・・・

ということを、してくれていたというのです。

 

しかし、

基本的に行かねばならぬ授業以外はダラダラしていたい子(我が子)は

このようなお知らせプリントすら、その場で丸めてポイ。

 

私(親)の元には届かず、

知らぬところでそのステキな会が終わっていたりするのです。

 

そして、

金本の会に来ていませんね?参加しませんか?

といった直接のお誘いも、私(親)には、ないわけです。

 

職務怠慢じゃないですかね?

とか思いましたけども

 

そもそも、お知らせプリントを渡さない子が想定外なわけで

まぁそこはウチの子は行かないわな。

とも思いますし

 

そういったプリントが届かない傾向にある子は

要注意です。

 

普通いないか。

 

そして、自力で仕方がないので金本を解くことになった我が家は

どのように実行したかを発表します!

 

★我が家の過去問(金本)スケジュール★

 

★第一フェーズ(希望に満ちていたあの頃)

まず、全てを完璧に解くスケジュールを

日付、時間指定でエクセルのプロフェッショナルのワタクシがエクセルでビッシリスケジューリングして大きく引き伸ばして(A1)プリントアウト。

壁に貼り、キメツのネズコシールとその他キャラでやる気アップ!

開始1日でスケジュールに歪みが。

3日目まで様子を見るも、今後は負債しかないと気づく。

できるはずナシ。撃沈。

★第二フェーズ(まだ希望がある頃)

少し、内容を減らす。(解くところを捨てる)

再びエクセルでデカデカ印刷。

ネズコでトッピング。

ムリだった。

★第三フェーズ(少し不安)

似た傾向の中高一貫校をピックアップ。

かなり減らしてスケジューリング。

拡大せずともA4で余裕で収まり印刷。

ネズコシールが切れる。

ムリ。

★第四フェーズ(投げる)

エナの校長に電話。

どうしても、うちの娘が解かねばならぬ過去問を聞く。

A4にデカデカ印刷。

やるべき事がスリム化し、

かなり余裕をもったスケジュールに。

でもムリなのよ。

★第五フェーズ(悟る)

受検する1校のみ(の、一部)をやることにする。

解答用紙を本番と同じサイズで複数印刷。

スケジューリングをやめ、ただのToDoリストに。

 

マイルール(エナの先生に相談し、我が子の傾向も多少加味。)

適性Ⅰの作文に関しては、本番と同じ解答用紙のコピーに、答え(見本)を模写。

ひたすら模写。時間を計る。15分以内で作文を書きあげる。(模写だけど)

適性Ⅱは、大問2を、必ず15分以内で解く。(簡単で必ず解ける問題だから)

時間をキッチリ計り、とにかく大問2をやる。

適性Ⅲは、大問2が簡単なので、大問2をスピーディーに解く。これも時間をキッチリ計る。15分以内。

このルールで、なんとか1周終わる。(過去5年分)

結果、本番までに、3周くらい、受検校のみを、繰り返す。

最後には、(問題も解答も覚えてしまっているので)ほぼ100点で本人満足。

 

 

我が家は、このような流れに落ち着きました。

といっても、受検まで残り1ヵ月の話しですが。

 

そして受検までの土日には、

当日と同じ時間に起床し、同じ時間に、できるだけ同じ環境を想定して

問題を解かせました。

 

そもそも、夏~秋からコツコツとやるのが遅いくらいで

早い子は、すでに何回も解いているらしいです。

 

しかし、

早くから解いて

何回も解いた子のほうが受かる確率が高いのか?

 

というと、

どうなんでしょうね。

 

エナで、

もう金本終わった~と早くから言っていた子は落ちていたし

要はその子に合ったやり方で

無理なくやることが

いいのではないでしょうか。

 

我が子曰く、

あまり早くから金本はやるな。

と止められていたそうです。

 

実際に授業で教材として使うこともあるので、

事前に解いていると、その時にできた気分(実際に解ける)に

なってしまうらしい。

 

我が子のように、

スケジュール管理能力がなく

その日のことをその日のうちに ということが苦手で

一日の勉強時間が短く

不安で不安で たくさん問題を解きたいの という気持ちがなく

土日は休みたい

 

という子には、

無理なスケジュールは全く向きませんし

そもそもコツコツやる時間がない(取らない)ので

 

全ての過去問(金本)をやるということは

到底ムリなのです。

 

でも、大丈夫。

 

受検校の過去問だけやっていても

受かりました。

 

12月になったら、本番まであと少し。

我が子を信じて、我が子に一番適した方法で、サポートできるといいですね。

 

都立中、中高一貫校の中学受検。実際に合格した子が読んでいた本って、なに?

我が子たちは、本が大好き。

本を読むことで、語彙力が増え受検で必要な考える力と筋道立てて説明する力、書く力が身につきますよね。

実際に都立中中高一貫校に合格した子どもが、よく読んでいた本(漫画)をご紹介します。

 

 

結構すき

 

シートン。様々な出版社の別バージョンから完訳まで

ファーブル。様々な出版社の別バージョンから完訳まで

はたらく細胞シリーズ。

スラムダンク(日本語、英語)

ドリトルシリーズ

ドラえもん ワールドシリーズ

ドラえもん 黄色い背表紙シリーズ。

 

 

まぁまぁ好き

 

学習まんが 日本の歴史。

学研まんが 世界の歴史。

星新一シリーズ。

名探偵コナン 日本史/世界史探偵シリーズ。

実験対決シリーズ。

サバイバルシリーズ。

角川つばさ文庫

集英社みらい文庫

ドラえもん(英語のマンガシリーズ)

都立中入試分析本

 

 

たまーに読んでる(読んでた)

 

かいけつゾロリ。(低学年時)

ざんねんないきものシリーズ。(低学年時)

どっちが強いシリーズ(低学年)

ハリーポッターシリーズ

SDGs関連の本

 

 

どれが、具体的に何の役に立ったとは言えませんが、

適性Ⅱや適性Ⅲでの、説明する文章ではそんなに困ったことにならずに書けていたと思います。

受検本番の作文では失敗しましたが、小学校レベルでの作文能力は、代表に選ばれる程度には良かったようです。

 

私が読んでほしいと思う本を本棚に並べておくと、たまに読んでいたりします。

コロナ前は、平日の時間のある時は週末には本屋へ行って本を買いに行っていました。子どもたちが興味を持った本は、なるべく早く読めるよう取り寄せるようにしています。

 

都立中受検を終えて。都立中高一貫校に向かない子は、こういう子たちだった。

我が家では娘の受検が終わり、中高一貫生活が始まっています。

そして、次は下の子がそろそろ受検体制へ入るのか?というところ。

正直、下の子は都立中中高一貫校に「向いていない」子だと思っています。

それは何故でしょうか?

 

そもそも、都立中高一貫校のカラーに合ってない。

 

都立中の中高一貫校、娘が通う学校に限ったことではないと思いますが、やはりとにかく、課題が多い。そんな姉をみて、姉より更に宿題や自主学習をしない下の子は、姉よりも更に向いていないと思っています。

 

彼に足りていないのは、「課題を毎日コツコツとやりきる力。」

これは、都立中中高一貫校で過ごすうえで、我が子たちにとっては、一番の課題です。

 

そもそも、受検をくぐり抜けて都立中に通う子たちは、コツコツと勉強する力が既に身についている子が、ほとんどです。

学校側も、それを前提にスピーディーな授業を展開し、課題を課します。

 

自宅学習の習慣がなく、宿題をせず、小学校での勉強は小学校のみで、塾の勉強は、塾のみで過ごす我が子たちは、中学に入って、まずつまずくところでしょう。

 

これは、本人の頑張りで中学生になったらできるようになるのでしょうか?

私には、正直わかりません。

 

ただ、それ以外では受検をやりきる力はもっていると思うので

彼の気持ちを尊重し、彼が頑張っているうちは、サポートするつもりです。

 

 

それ以外にも、都立中高一貫校の受検に残念ながら失敗してしまった同級生たちを勝手に分析してみます。

 

 

目的が、ない。

 

何故受検をしようと思ったのでしょう。

親の考え、子どもの考え。

 

それぞれにあると思います。

 

その想い、同じ方向を向いていますか?

 

我が家では、具体的な目的があります。

方向性も、同じです。

 

失敗した子の家庭をみると、

親の思いが強すぎていたり、

子どもが頑張り過ぎていたり、

違う方向を見ていたり、

親子間での温度差というか、何かしらのアンバランスさがある(見える)気がしていました。

 

 

学力が、ない。

 

これはちょっと言うのも憚られるのですが

チャレンジするのはいいと思うのですが

センスがないと言うかなんと言うか

何故わからないんだろう?というか

何故理解できないんだろう?というレベルで

まさか受かると思っていませんでしたよね?

 

失礼しました。

 

 

体力が、続かない。

 

線が細く小さい体に大きいリュックを背負って、フラフラしながら青白い顔で頑張っていた子がいました。毎日電車で往復し、自習も頑張っていた子です。

しかし、受検直前にインフルエンザになり、本番前日の塾はお休み。

当日は受検したそうですが、結局不合格でした。

 

ちなみに、我が子は塾を休んだことは一度もありません。そもそもデ・体が大きく風邪をひかないんです。

 

 

精神力が、続かない。

 

模試の前になると、体調が悪くなる子がいました。模試の順位が落ちると、ご飯が食べられなくなり、自室にこもるそうです。受検が近づくにつれて、吐いたりすることもあり、親御さんが心配していました。

 

また、模試の順位が良い時はみんなに結果を見せて自慢し、悪い時は何も言わない。自分より下だと思っていたクラスメイトが良い順位を取ると、学校を休む。そういう子もいました。

 

彼らは、不合格でした。

 

受検本番、吐いてしまう子もいたそうです。

 

 

その頑張りは、意味があることでしょうか。

本人のキャパシティを超えてしまっていませんか?

 

なんといっても、まだ11才。親が見極めてあげることも大切です。

我が子のことを、一番知っているのはいつも一緒にいる親です。

 

あなたの子は、受検に耐えうるだけの体力と精神力がありますか?

親もまた、同じです。

 

模試の成績に一喜一憂していませんか?

周りの子と比較して、落ち込んだり、気に病んだりしませんか?

 

本番に最高のパフォーマンスを迎えて合格点を取れる状態に仕上げればいいだけなのに、その経過である模試ごときで悩む時間は、全くもってムダです。

 

受検は、自分との闘いです。

親にも、我が子を最後までサポートする精神力が必要です。

 

やると決めたら、子どもの力を信じる。

私には、我が子の体力と精神力は、誰にも負けないだろうという自信が、ハッキリとありました。学力なんて、勉強すれば誰でも身につきます。

 

あなたのお子さんは、どうですか?

 

都立中高一貫校を目指す!受検体制に入る前の準備。子育てポリシー?

いつか、都立中中高一貫校を受検する。

そんなことを思ったのは、そんな昔ではありませんでした。

 

では、何を大切にしてきたのか?

 

だから、受かった。

そういうわけではないとは思いますが、「我が家の場合」を、ご紹介します。

 

おおらかで、のびのびと育てているのに、なんで受かるんだろうね。

 

はい、これが言われてコッソリうれしかったお言葉です。(嫌味だったのかもしれませんが)

人様の子より、非常に育てづらい我が子たち。

本当に本当に、大変な時は大変なんです。

本当に。ウソじゃなく。

 

しつこいですね。

はい、私が目指していたのは、のびのびとした子育て。

 

でも、我慢できずにムッキーーーーーー!!!!となることはある。

むしろ、かなりある。いや、ほぼいつも。

でも、なるべく、おおらかでありたい。

なるべく、褒めたい。

できることなら、全て褒めたい。

 

でも、それが許される世の中でないのは百も承知。

公共の場で、それを通すと、「あの親、頭おかしくね?」

と、なってしまうことも、もちろんある。

 

どちらを優先するか。

今でも、日々考えています。

 

 

 

子どもを、子ども扱いしない。

 

一人の人間として、対等でありたいと思っていました。

そんな小さい子に、そんな言い方するのおかしくない?そんなこと言ったって、わかるはずないのに。笑

なんて言われたこともありましたが、私にとっては、私の所有物ではなく、一人の人間として、対等に生きることが普通でした。

 

ニュース等を見て、子どもたちから何かしらの疑問を投げかけられた時は、子ども騙しの答えはせず、「あなたはどう思うか?」を聞いたうえで、一緒に考えます。そして、できる限り正確に、詳しく、知識が足りない時はコッソリトイレで調べて、教えます。いつでも真向勝負です。

 

それだからか、元からの性質か、「これって何?」の質問が非常に多い子どもたちです。

 

 

死ななきゃ、大丈夫。

 

これはですね。実践するのが、非常に難しかったです。

例えば、保育園の帰り道とか、お友達とワーキャーーーってなって、些細なことでケンカになったりするじゃないですか。

 

私は、見てたいんです。

 

子どもが、どういう対応をするのか。

でも、最後まで見てる親って、以外といない。見守るのと、放置って、紙一重なんですよ。放置していない、と思われたいが故に、「一緒に遊ぶのよ。」「貸してあげるのよー」「お友達とは仲良くよー」と先に示し、諍いが起こる前に止める。

 

見てる親が私一人の時、相手のお子さんが派手に転んで、かなりの傷と血がでたことがありました。その子がそこまで興奮する前に、我が子がその子の要求を聞いていれば、防げたでしょう。

 

でも息子は、相手のお子さんを殴ってもいないし、突き飛ばしてもいません。ただ、その子が欲しがっていた「葉っぱ」をあげなかった。そして、その子は、興奮して怒って、息子を追いかけ回して、派手に転んだ。

 

飛んできたお母さまは、大層ご立腹されていました。意地悪しないで、なんで葉っぱを貸してあげるように言わないのかと。こんなに泣いて怒っているのに、なんでそれを見ているのかと。我が子にも、なんでそういうことをするのかと、怒っていました。

 

泣き叫ぶお友達と、自分に怒っているその子の母親を見てボーっとする息子。

 

それを観察する私。

 

私は、息子に向き合うと、

その葉っぱがとても大事であげられないのなら、あげなくてもいい。そこまで大事ではなかったのなら、相手がとても欲しがっているのがわかったのなら、あげてもよかったかもね。でも、あんな形相で追いかけられたら、ママも逃げるわ。

というような話をしました。

 

あれから7年。

そのお母さんを見かけると、今でも、息子はその時の話をします。

 

あの母ちゃん、鬼だったよね。

 

 

とにかく、たくさんの本を!

 

これはまぁ、そのままです。

保育園の時に、年間1000冊読もう!を目標にして、読んだ本を読書ノートに書かせていました。本だけは、子どもが興味を持ったものは、買う。私がよいと思ったものも、買う。とりあえず、本棚にはたくさんの本を。今では、数千冊の蔵書に。そして子どもたちは、かなりの読書好きです。

 

 

よく遊び、よく遊ぶ!

 

これもまぁ、そのままです。春にはお花見、公園へ。夏にはプールと海で釣り、釣った魚を食べる。秋には山へ登り、冬にはスキー、スノボ。畑を耕し、野菜を育てる。長期休暇には、海外へ。

 

体が資本。

 

かなり小さい頃から、水泳と複数の運動をさせていました。一度やったら最後まで!!!なんて強制はせずに、興味を持ったらやらせてみる。興味を失ったら、そこまで。今では、稽古に通い続けて早10年、気が付けばベテランです。

そこらの大人にも、負けません。

 

 

とにかく、たくさんの経験をさせてきたので、経験値だけはかなりのものだと思います。勉強という勉強はしていませんが、「生きる力」は確実にあげてこられたと思っています。受検を乗り切るだけの体力と、精神力、作文で必要な経験(あっ、生きてない)が養えてきたのではないでしょうか。